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高配当株ETF(VYM、HDV、SPYD)の分配金推移を比較します(2021年6月)

2021年6月22日

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高配当株ETF(VYM、HDV、SPYD)の分配金について、2021年6月分まで出そろったので、分配金の推移を比較してみました。

分配金推移に関する大まかな特徴については以下の記事もご覧ください。

2021年6月の分配金は以下の通りです。

  • VYM:0.75230ドル / 1口
  • HDV:0.810317ドル / 1口
  • SPYD:0.3989ドル / 1口

金額でみると比較しにくいので、3つのETFが登場した2015年12月の分配金の金額を基準に、その比を取ることで推移を見ています。以下のグラフにおいて、1より上にいくと2015年12月より分配金は増えていて、1より下に行くと分配金は減ったことを意味します。

2015年12月を基準にしたVYM、HDV、SPYDの分配金の比率の推移(2021年6月まで)

さて、2015年12月を基準にしたとき、2021年6月時点で四半期の分配金額がもっとも成長していたのはVYMでした。

SPYDは僅差で負けていますが、そもそも一回あたりの分配金の変動が大きいですね。2021年6月の分配金は四半期前の水準に比べて大きく減りました。

分配金の振れ幅(標準偏差)を求めると以下の通りでした。

  • VYM:16%
  • HDV:11%
  • SPYD:36%

期間中、もっとも分配金の変動が小さいのはHDVで、VYMがそれに続きます。SPYDは株価同様に分配金の「ボラティリティ」が大きいです。

前にも書いた気がしますが、「どんな時も安定的に分配金を受け取りたい」という需要に応えやすいのは、SPYDよりもHDVやVYMです。

一方、特にHDVは株価同様に分配金の成長もやや抑えられるかもしれません。

2016年6月を基準にした分配金の過去5年成長率を求めたところ、以下の通りでした。

  • VYM:年6.8%
  • HDV:年4.5%
  • SPYD:年5.2%

こういうのは切り取る期間次第ですが、分配金にも安定性を求めるのか、スリルを求めるのかで評価は変わりそうです。

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分配金

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